ウツや病気に悩む様々な方のお話しを聞いていて思ったことは、ほとんどの人が咳や熱など些細な症状を感じるとすぐに薬を飲んだり病院に行ったりするという事でした。
些細な調子の悪さも”悪”として病院に行って治してもらうとするのです。これは「医療化」という社会的な問題でもあります。
そもそも身体の調子の悪さは本当に”悪”なのでしょうか。
例えば、熱はウイルスに負けそうな身体を元に戻すものであり、咳や鼻水は有害なものを体内から排出させるためのものです。
自分の身体の症状を悪として、症状の原因を考えることなく医療に頼ってばかりいると、本来は身体の防御反応である症状を病気と考えてしまい、病気に対する抵抗力を自ら削いでしまう結果になります。
些細な症状や、原因がわからず症状がよくならない等々、あなたが感じている困った状態は、本当に医療が解決できるものでしょうか。
それはあなたの身体の問題ですから、あなたが考えることであり、医療に頼るものではないのです。
私は内海聡医師が提唱した「医学不要論」に賛同しています。
医学不要論が日本の医療問題に対する最善な答えであると確信して内海医師が創始した「内海式精神療法」を学び、医療に頼らない生き方をアドバイスするセラピストになりました。
内海式精神療法とは、あなたが感じている問題の本当の理由を探り出して、あなたの問題の根本原因を解決する技法であり、一時的なものであったりプラセボ効果ではなく、あなたの問題を解決して、本来のあなたらしく生きるための精神療法です。
ウツから回復した妻の様子を見ると、もっと多くの人が生き生きと生活できるようになるのではないかと十分考えられるでしょう。
私の関わる方々が健康問題でくよくよすることなく、活き活きと生活できる事が私の願いなのです。