豊川市議会を傍聴して

豊川市議会の令和6年第一回定例会2日目、オンブズマンの先輩でもある倉橋英樹議員の一般質問を傍聴してきました。

「今回はやばいのはないよ」と事前に聞いていたのですが、確かに事件性はないものの、納税者が注目するべき事を提起してくれたと思います。実はヤバいんじゃないかなと個人的には思いました。質問は3つ。

(1)随意契約の概要及び状況について
(2)福祉施設・団体等との随意契約について
(3)暮らしの便利帳の内容及び協定について

随意契約とは入札とは別に発注する事業なので、競争がない分どのように契約しているのか監視の目が必要だと思いました。

随意契約の内容について、行政側はなるほどと思う理由を挙げていましたが、自民党のパー券問題を思い出せば、庶民の目の届かないところで税金の使い方はなんでもありな事が明るみになりました。

豊川市がそうであるとは言いませんが、2番目の質問としてシルバー人材派遣の団体には役人が再就職している事が倉橋さんの口から述べられました。また、福祉団体に依頼できる事業もシルバー人材の方に多く発注している事を指摘して、福祉団体にも発注が増えるように言葉を添えていました。

倉橋さんは自分の広報誌の一部を、福祉団体に依頼して配布しているのですが、倉橋さんは政務活動費は受け取らないので依頼料金は歳費から支払っています。そのように福祉団体の運営を気にかけているからこその質問だなと思いました。

3番目の質問も競争入札なしで行われている事で、一社が独占して豊川市の名前を使って広告を募集し、そのお金で広報誌を作成して配布する契約についてでした。

たとえその会社のデザイン性がよくても、他にも参加したいと考える会社がいるのではないでしょうか?そこはやはり契約期間を設けて競争入札にすべきだと思いますが、流石に行政側も倉橋さんの意見を受け入れたようですので、次回に公募があるか、市民は注目するべきだなと思いました。参入したい業者さんは特に注目してください。

毎回「そうなんだ」と気づきを与えてくれる質問をしてくれる倉橋英樹さんです。豊川市民は自分の税金の使われ方をチェックする意味でも倉橋さんの動向に注目ですよ!