自分の健康が気になると答える人は少なくありません。なぜなら多くの人が毎年健康診断に行ったり、不調を感じるとすぐに病院に行ったりしているからです。
しかし、本当に気にしなければならないのは健康よりも、生き方ではないでしょうか。
医療が発達していなかった先住民の人々は出生時の死亡率が高炒めに平均寿命が短く、出生時に死亡しなかった人たちは、私たちが想像する以上に長生きで、死因は事故は怪我、感染症などであり、観察できる遺体に癌などの慢性病や虫歯はほとんど見当たらないそうなのです。
先住民たちは自分の健康よりも、どう生きるかに重きをおいていたことでしょう。日々の糧もままならない状態で子孫の反映も考えなければなりませんでした。
飽食の時代のいま、確かに食料に不足はありませんが、決して先住民よりも健康的だとは言えません。はっきり言って生き方が定まっていないために健康が気になるのではないでしょうか。
健康を意識し過ぎる原因はテレビです。テレビの情報は一方的なので、私たちはテレビ放送を支えているスポンサーや政治勢力の望む情報が押し付けられているのです。
例えば医療について考えてみてください。薬の宣伝が多いと思いませんか?医者が活躍するドラマが多いと思いませんか?モーニングショーやドキュメンタリーのテーマが健康問題であることが多いと思いませんか?
それらを見ることによって、健康上の問題は医者に任せれば大丈夫。調子が悪ければ薬を飲めば大丈夫。そのように視聴者を誘導しているにほかならないのです。さらに製薬会社や医師の団体から寄付を得ている政府と関係があるかもしれません。そのようなテレビの情報は本当にあなたの健康を気遣っていると思えますか?
欧米では癌の死亡率が20年以上前から減少していますが、日本では増加しています。その原因の一つに健康診断があります。欧米ではがん検診は日本ほど積極的に行っていません。検診により逆に寿命が縮まるとの研究結果があるそうですし、人間ドックが存在するのは日本だけだと聞きました。それは決して医療が発達しているのではなく、病気を発見することが発達しているだけであり、病気を見つける検診が寿命を短くしているのです。
薬については、精神薬をやめた妻は健康をとりもどす事ができました。抗生物質などの、ほっておけばすぐに死んでしまう状態で使う薬以外は、本当に必要なのか甚だ疑問です。
健康を維持したい。健康になろう。そうした気持ちがかえって災いを招きこんでいるかのようです。
人生の目的は健康でいることではありませんよね?どのような状態であってもなすべきことを行っていることがあなたの人生の目的ではないのでしょうか。
人生の目的が分からないようであれば、それは押し付けられるテレビの情報によって考える力が大きく損なわれているためであり、解決策はテレビを排除することであると私は考えています。