うつ消し呼吸

名古屋市にある「クリニック徳」の高橋徳先生の著書「薬の頼らない うつ消し呼吸」を読みました。

本質的でなおかつお金がかからないエッセンスをシェアしますが、本を読めば裏付けとなる徳先生の提唱するオキシトシンによる作用が理解できるので、深く知りたい方や徳先生の診療を受けたい方は実際に本を読むことをおすすめします。

高橋徳先生のご著書の紹介

うつ消し呼吸とは

呼吸でうつが消えるなんて信じられますか?

もちろん一朝一夕でウツは消えません。

しかし、徳先生の書かれていることは、私も常々意識しているのですが、呼吸の仕方で身体のリラックスを得る方法で、ある程度は憂鬱だったり不安だったりする心を鎮めることができると実感しています。

私達人間は、意識することなく呼吸をしたり、心臓を動かしたり生命活動をしています。

激しい運動をすれば呼吸が激しくなり、心臓の鼓動は高まりますが、あなたはそれを考えてやってはいませんよね?

さらに、身体的な運動にとどまらず、ドキッとしたこと。例えば大好きな人に会ったり、隠していたことが見つかりそうになったりしたらやはり心臓がドキドキするのではないでしょうか。

このように、身体的なことだけでなく精神的なことで私達の身体は何らかの反応を自動的に起こすのです。

そうであるなら。身体の動作が精神に影響を与えることもできると言えます。

心臓を止めろと言われても無理ですが、呼吸を止めることはできるのではないでしょうか。

もちろん呼吸をずっと止めることはできませんが、息遣いを意識して早くしたり遅くしたりすることはできるのです。

私達はあせると呼吸ははやくなります。逆にリラックスしていると呼吸は深くゆっくりしたものになるのです。

それを逆利用して、意識して呼吸を深くゆっくりする事により身体はリラックスすることができるのです。

詳しくは徳先生の本を読んでほしいのですが、私はクライアントさんにゆっくりした呼吸の仕方をお伝えしてもたいていそれをすることができません。

みなさんがそれほど呼吸が浅くなっているということなのです。

うつ消し呼吸をやってみよう

あなたは息を10秒かけて吸い10秒かけて吐くことができるでしょうか。

できないのなら呼吸がかなり浅くなっているのですが、ちょっとしたコツと訓練でできるようになります。

今日はコツだけお伝えしますね。

うつ消し呼吸をやってみよう

呼吸が浅くなっていると息を10秒で吸って10秒で吐くことはまずできないと思いますが、その原因として考えられることは以下の通りです。

  • コツを理解していない
  • 身体が順応していない
  • 身体の順応は訓練が必要ですが、コツは丹田を意識することです。

    丹田とはおへその下辺りにある部分なのですが、物質的なものではないので、部分という言葉は不適切かもしれません。

    丹田とは臍下丹田(せいかたんでん)とも言われ、文字通りおへその下にあり、具体的にはヘソ下3寸。つまりおへその下、約9センチのいちにあるので、そこに意識を集中して呼吸をしてみてください。

    いきなり10秒で吸い10秒で吐く事はできないと思いますが、コツを知るだけでかなり長い息遣いができたのではないでしょうか。

    これから先は身体の順応を待たねばなりません。

    しかしながら、ずっと息を10で吸って10秒で履いていては通常の活動ができなくなるので、毎日5分間丹田を意識して呼吸法を練習するのです。

    多くの人は呼吸が浅く、呼吸をするとお腹ではなく胸が膨らむのですが、丹田呼吸の練習を日々行うことによって身体が順応して呼吸が深くなり、意識せずとも深い呼吸ができるようになります。

    呼吸が深くなれば副交感神経が高まり、身体機能に反映してリラックス効果が得られるようになるのです。